ハリネズミとは?
現在、ショップで販売されている「ハリネズミ」は「ヨツユビハリネズミ」になり、英語名では「Pygmy hedgehog(ピグミーヘッジホッグ)」といいます。
食虫目ハリネズミ科の動物です。ネズミとついていますが、モグラの仲間になります。
自然界では西アフリカから東アフリカにかけて広範囲に生息する動物です。
体調はおよそ14~22cm、体重は300~700gに成長します。自然界では、主に昆虫やミミズ、小さなトカゲなどを食べています。
◆ハリネズミをお迎えする準備
飼う際は最低でも下記のような用品の準備が必要となります。
餌(ハリネズミ専用フード・昆虫など)
ハリネズミは昆虫食ですので、ハリネズミ専用ペレットを用意ください。
「キャットフードやフェレットフードで代用できる」と書かれているサイトもありますが、栄養バランスが悪いために長生きはできずオススメ出来ません。
生きたミルワームやコオロギなどの虫や果物も食べますが、栄養バランスが悪いのでおやつ程度に与えます。
弊社ショップではオリジナルの「スーパーハリネズミフード」を販売しています。
食いつきが良いと評判です。
オススメのハリネズミフード
ケージ(水槽)
体の大きさにあったケージ(水槽)を用意してください。
まだベビーなのに大きいケージに入れると網の間から脱走します。
意外とハリネズミは網を登ったり隙間に入る事が大好きで、脱走の名人です。
しっかりロックのかかるケージを用意しましょう。
オススメのハリネズミケージ
ハリネズミのトイレとトイレ砂(スロープトイレ・ハリネズミサンド)
トイレは決まった場所でする子が多いのでトイレを設置すると掃除が簡単です。
なかには、トイレを覚えない子もいます。
オススメのハリネズミトイレ
床材(ハリネズミリター・ウッドチップなど)
排泄物の臭いをおさえ、水分を吸収してくれる素材がいいでしょう。
潜って寝る子もいますので、汚れた部分はすぐに取り除いて新しい床材を足しましょう。
オススメのハリネズミ床材
エサ入れとドリンクボトル
口が小さく足も短いので比較的低めの容器が食べやすくなります。
水はドリンクボトルを使用しますが、中にはドリンクボトルから飲まない子もいます。お迎えした直後は別のエサ入れの器に水を入れて様子を見ましょう。
オススメのエサ入れとドリンクボトル
隠れ家(シェルター)
ハリネズミは夜行性になり昼は隠れ家の中で寝ていて、夜になると活動します。
木製のモルハリハウスやとびばこハウスなどがオススメです。
オススメの隠れ家(シェルター)
おもちゃ・回し車
野生と違い飼育下では、ハリネズミの行動範囲がケージのみになりがち。
十分な広さがあったとしても運動不足やストレスになる場合があります。
解消するには回し車や遊べるおもちゃなどを設置するのがいいでしょう。
回し車のサイズですが、ハリネズミは一年ぐらいでかなり大きくなります。
しかし、大きすぎると小さいサイズの頃は上手く回せれない場合があるので、成長するサイズに合わせて買い替えてあげるのが一番です。
オススメのおもちゃ・回し車
ヒーターと温度計
ケージを設置する場所の温度が重要となります。
寒い場合はケージの下にひくヒーターが必要となります。(ピタリ適温などのシートタイプヒーター)
シートタイプヒーターは敷いた場所のみ暖かくなりますが、全体を温めることはありませんので、隠れ家はヒーターの上に置くと良いでしょう。
お部屋の温度が低く過ぎる場合は、上から温めるタイプのヒーターも必要です。(暖突や保温電球など)
ケージ内の温度は温度計でしっかり確認して管理しましょう。
適温は大人でしたら20~30℃、ベビーは25~30℃をキープすると安心です。
暑い夏場であっても冷房を使用する時はヒーターが必要となります。
オススメのヒーターと温度計
◆オスとメスの見分け方
オスは肛門から離れたお腹の真ん中あたりに突起物があります。
反対にメズは肛門のすぐ隣にあり、この距離で見分けます。
◆かかりやすい病気
皮膚病やダニ
針があるのでどんなに清潔にしていても、比較的ダニ等が他の動物に比べてつきやすいです。
ストレスになるので注意は必要ですが、お風呂に入れる様にしましょう。
また、いざの時のためにもハリネズミを見てくれる動物病院を事前に探しておきましょう。
◆ハリネズミの選び方
ハリネズミを必ず手に取って触って確かめましょう。
- 大きさの割にずっしりと重い。
- よく動く。
- 目力がある。
- 肛門が汚れていない。
- 鼻水がでていない。
- フンの色が緑でなく茶色。
なるべく針を立てないのんびりとおおらかな性格の子がオススメです。
◆懐くのか懐かないのか?
よく聞かれる事なのですが、個々の性格によります。
懐く子は懐きますし懐かない子は懐かないです。